最初にするのは「処分先探し」ではなく車検証の確認

家族が亡くなった後の車・バイクは、荷物と同じ感覚で譲ったり解体に出したりすると、後で手続きが止まることがあります。まず車検証や届出済証で、所有者と使用者を確認してください。ローン会社や販売店が所有者になっている場合は、その会社の同意や案内が必要になることがあります。

次に、相続人の間で「引き継ぐ人」「売却または廃車を進める人」を確認します。相続関係や遺産分割が未確定なら、先に家族・専門家へ相談しましょう。車種、登録状況、共同相続かどうかで必要書類が変わるため、個別の窓口に車検証を手元に置いて確認するのが確実です。

車種で変わる窓口を先に分ける

車種の目安主な手続き先確認したいこと
普通車運輸支局相続による移転登録、売却、抹消登録
軽自動車軽自動車検査協会相続人への名義変更、返納・解体の届出
125cc以下の原動機付自転車市区町村名義変更または廃車、ナンバープレート返納
126cc以上の二輪車運輸支局車検証・届出済証に応じた名義変更または返納

宮崎市では、故人名義の125cc以下の原動機付自転車・小型特殊自動車について、相続人による名義変更または廃車の手続きと、戸籍謄本等・本人確認書類・廃車時のナンバープレートを案内しています。4月1日時点の所有者に軽自動車税(種別割)が課税されるため、保管だけで終わらせず早めに窓口を確認しましょう。詳しくは宮崎市の死亡後の手続き案内をご覧ください。

名義変更・売却・廃車の進め方

  1. 書類と鍵を保管する。 車検証、軽自動車届出済証、標識交付証明書、ナンバープレート、鍵、整備記録、ローンに関する書類を一箇所にまとめます。
  2. 所有者と相続関係を確認する。 故人が車検証上の所有者とは限りません。ローンやリースの残りがないかも確認します。
  3. 家族で方針を決める。 引き継ぐ、売る、解体して登録を抹消する、のどれを選ぶかを記録します。複数の相続人がいる場合は、独断で売却しないことが大切です。
  4. 相続に伴う名義の手続きを確認する。 普通車は相続による移転登録が必要になる場合があります。国土交通省は、所有者が変わったときは移転登録を行うよう案内しています。相続・贈与による移転登録はOSSの対象外なので、運輸支局に個別確認します。
  5. 売却または廃車の手続きを完了させる。 引取先に任せきりにせず、名義変更・返納・抹消がいつ完了するか、控えをどう受け取るかを確認します。

相続で迷いやすい書類

普通車では、相続人であることや遺産分割の内容を示す書類が必要になることがあります。国土交通省の登録実務資料では、相続の移転登録で戸籍謄本等、遺産分割協議書などが例示されています。実際の必要書類は車両の評価額、相続人の構成、抹消と同時に行うかなどで変わります。運輸支局へ事前に相談してください。

軽自動車は、軽自動車検査協会が、相続では死亡の事実と新しい所有者が相続人であることを確認できる戸籍謄本等または法定相続情報一覧図を案内しています。普通車と軽自動車、バイクでは制度と窓口が異なるため、同じ書類で済むと決めつけないようにしましょう。

売却を急がないほうがよいケース

  • 相続人全員の意向や遺産分割がまだ整っていない
  • 車検証の所有者が故人以外、またはローン会社・販売店になっている
  • 車内やグローブボックスに通帳、保険書類、契約書類が残っている
  • 自動車保険、駐車場、ETC、サブスクリプションなどの契約整理が済んでいない

売却する品や車両が明確な場合は、相続関係と名義の扱いを確認した後に、売却条件を比較しましょう。買取サービスはアグリーチ株式会社(買取の助)が提供します。くらしリンクは、実家整理に関する相談内容を整理し、必要に応じて専門先をご案内する窓口です。

まずは60秒診断で、整理の順番を確認できます

車・バイク以外の家財、期限、家族間の確認事項もまとめて整理したいときは、60秒診断をご利用ください。状況に応じて、相談先を分けるための準備をお手伝いします。

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くらしリンクは相談内容を整理する窓口です。法律・相続・登録手続きは、内容に応じて行政窓口や専門家へ確認してください。